国際石油開発帝石、大型リチウムイオン電池製造のエリーパワーに資本参加

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国際石油開発帝石は、大型(大容量)リチウムイオン電池の量産化を進めているエリーパワーに資本参加すると発表した。

エリーパワーが実施する第三者割当増資による新株発行の募集に応じ、約20億円を出資する。出資比率は15.09%となる見込み。

エリーパワーは、大型リチウムイオン電池の開発に目途をつけ、量産による普及を目指して神奈川県川崎市に工場を新設する。この工場建設に向けて、4月30日を払込期日とする50億円の第三者割当増資を決定した。2009年度内に工場を稼動させ、2010年に年産20万セルの生産体制を構築し、市場競争力のある大型リチウムイオン電池の量産を計画している。将来的には同工場の生産能力を年産120万セルまで拡大する予定。

国際石油開発は、海外ではアブダビ、アゼルバイジャン、カザフスタンなどで大規模な油田開発に参加、オーストラリアやインドネシアで大型液化天然ガス(LNG)開発を進め、国内では国産天然ガスを主軸として年間約17億立方mの天然ガスを供給している。

今後は、石油・天然ガス開発事業を一層拡充するとともに、多様なエネルギーの供給を目指しエリーパワーに出資する。これによって蓄エネ技術や事業ノウハウの獲得に努め、産油・産ガス国協力などの事業との連携や新エネルギー供給に向けた新たな事業展開の可能性を追求しする。

《レスポンス編集部》

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