トヨタ車体が発表した2009年3月期連結決算は、当期損益が10億円の赤字となった。前年同期は113億円の黒字だった。
売上高は前年同期比5.1%増の1兆6512億円と増収となった。売上げ台数は同4万9000台マイナスの69万3000台となったものの、『ランドクルーザー』のシャシー生産による売上げ増や『アルファード/ヴェルファイア』の台数増などのモデルミックスが改善したため。
営業利益は急激な生産台数の減少、労務費や経費、減価償却費などが重しとなり、同97.2%減の6億円だった。経常損益は5億円の赤字。
今期の業績見通しは、売上げ台数が同28%減の50万台にまで落ち込む見通し。このため、売上高が同30.4%減の1兆1500億円と大幅減収となる見込み。営業赤字は190億円、経常赤字200億円、最終赤字120億円となる見込み。