イビデンが発表した2009年3月期の連結決算は、営業利益が前年同期比84.2%減の105億円と大幅減益となった。
売上高は同25.2%減の3093億円と減収だった。自動車排気系部品の落ち込み、半導体・電子部品向けも低迷した。
損益では、自動車販売不振による受注量の減少、電子関連部門の収益率の急激な悪化、為替差損などで経常利益は同94.8%減の34億円、当期損益が87億円の赤字だった。
今期の業績見通しは売上高が同17.6%減の2550億円と大幅減収を予想するが、コスト削減の徹底、コア事業の競争力強化で収益率を改善、営業利益が同41.5%増の150億円、経常損益が同215.7%増の110億円、最終利益が50億円を見込んでいる。