ローマ教皇、フィアットの商用バンでイタリア地震の被災地訪問

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ローマ教皇、フィアットの商用バンでイタリア地震の被災地訪問
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ローマ教皇、ベネディクト16世は4月28日、イタリア地震の被災地をフィアットの商用バン、『ドゥカート』(DUCATO)で訪問した。

4月6日未明、イタリア中部アブルッツォ州を襲ったマグニチュード6.3の大地震は、死者約300人を出す惨事となった。現地では4万人以上が住宅を失い、テントなどによる生活を強いられている。ローマ教皇の現地訪問は、被災者を元気づけるために行われた。

フィアットは今回の訪問に合わせて、バチカンのローマ教皇庁にドゥカートの特別仕様を納車。ハイルーフの「パノラマバン」をベースに、防弾対策などのセキュリティシステムを組み込んだ1台だ。ボディカラーはホワイト、シートはホワイトレザー仕上げで、3列シートの乗車定員は7名。リアビューカメラやサイドフットボードも装着されている。

フィアットとPSA(プジョーシトロエン)は商用車部門の共同開発・生産で提携し、1981年から商用車の生産を、今回地震に見舞われたアブルッツォ州のサングロ工場で開始した。現在は6000人の従業員が働き、同工場の累計生産台数は380万台に到達している。

現行ドゥカートは4世代目で、2006年5月にデビュー。パノラマバンのほかに、ミニバス、トラックなど、さまざまなバージョンを用意する。また、プジョー版は『ボクサー』、シトロエン版は『ジャンパー』を名乗り、ヨーロッパ各国で、その姿を見ることができる。

《森脇稔》

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