アイシン精機は、省エネ性を向上し、小型軽量化を実現したGHP(ガスヒートポンプエアコン)「E1シリーズ」(22.4 - 71kW、8タイプ)を開発し、6月から発売する。
GHPは、ガスを燃料とするエンジンでコンプレッサーを駆動させて冷暖房を行うエアコン。低消費電力のため電力需要の平準化に貢献しており、経済的なガスを使用するため、電気のエアコンに比べランニングコストが低いとされる。
今回開発したGHPの新製品E1シリーズは、年間の気温変化などを想定して使用頻度の高い運転領域の効率を高めることにより、従来機よりもガス消費量を14%、CO2排出量を7%低減することに成功した。
また、45kW小型タイプは、小型エンジンの高出力化を図ることで、容積については従来比35%減と大幅に小型化、重量についても従来比約20%減と軽量化を達成し、大能力タイプのGHPの室外機としては初めて非常用エレベーターへの搬入が可能となり、高層ビルへの設置も可能。