クライスラー、新会長人事を発表

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クライスラー、新会長人事を発表
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クライスラーグループは20日、新会長にC. ロバート・キダー氏を迎えると発表した。ナルデリ氏の後任として、クライスラーの再生に取り組む。

クライスラーは4月30日、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請。同時にフィアットと資本提携すると発表した。経営責任を取る形で、ロバート・L. ナルデリ会長は退任した。

新会長のロバート・キダー氏は、ボーデン化学とデュラセル・インターナショナル社の会長兼CEO。約40年のキャリアが評価され、クライスラーの新会長に起用された。退任したナルデリ氏は「彼なら、クライスラーを競争力ある企業に再生してくれるはず」とコメント。キダー氏は、「困難な時期にクライスラーの仲間になれてうれしい。経営再建には自信を持っている」と語っている。

クライスラーの最近の販売不振は深刻で、5月の米国セールスはホンダに抜かれて5位に後退。販売台数は10万台を大きく割り込む7万6682台で、前年同月比は48.1%減と、ほぼ半減している。

また、クライスラーは14日、米国における新たな販売政策を公表。全米に展開するディーラーとの販売契約を見直し、6月9日をもって、789店舗との販売契約を打ち切ることを明らかにしたばかりだ。

キダー氏にとっては、課題山積での船出。自動車業界での経験は、大手OEMサプライヤーと取引があった程度というが、その経営手腕に注目が集まっている。

《森脇稔》

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