パシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2009」(20 - 22日)では、海外からの出展もいくつかあったが、なかでも力が入っていたのが英国だ。パビリオンという形で10社を集め、スペースも最大。
今回は低酸素社会の実現に向けた新技術を中心に展示を行った。たとえば、ロータス・エンジニアリング社のアルミニウム・シャシーやマレー・パワートレイン社の単気筒可視化エンジンなどがそうだ。
また、セネックス社からは電気自動車用の充電スタンドが展示された。現在、英国全体で1200台設置する計画で、すでにロンドン市内には10台設置したという。
英国政府関係者によると、同政府は最先端の低炭素技術の開発を推進しており、クルマの脱炭素化に530億円を費やしているという。そんなこともあり、英国で製造されているクルマは、5年前に比べると、生産に要するエネルギーは半分になっており、毎年70万tにのぼる二酸化炭素の排出が削減されると推定されている。
今後も同政府は、低酸素社会に向けて自動車産業を引き続き支援していく計画そうだ。