ヤンマーエネルギーとニチコン、ハイブリッド型非常用発電装置を共同開発

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ヤンマーエネルギーシステムとニチコンは26日、電気二重層コンデンサ(EDLC)を蓄電部に採用した瞬時電圧低下補償装置を搭載し、一台で瞬時電圧低下から長時間停電までの電源を無停電安定供給できる非常用エンジン発電装置を業界で初めて共同開発した。10月1日から発売する。

高度情報化社会を支える電源システムは24時間365日、常に安定して稼動することが求められている。雷害などによる瞬時電圧低下、自然災害による長時間停電などに対応するため、電力負荷機器側でのバックアップ電源対策が必要だ。
 
通常の電源対策は、瞬時から短時間は各機器に接続された無停電電源装置(UPS)で対応し、長時間対応には発電機が用いられる。しかし、各部屋に個別設置された機器のメンテナンスを管理する煩雑さや、3-7年ごとのUPS用蓄電池交換、常時インバータ給電方式のUPSを使用した場合の電力消費増加など問題も発生している。
 
今回、これらの課題を解決するために、EDLCを用いた瞬時電圧低下補償装置と非常用エンジン発電機を一体化した商品を開発した。瞬時電圧低下補償装置により、瞬時の電圧低下や停電の発生時に無瞬断で電源を切替、企業の重要データを守る。個別のUPSは不要。ディーゼル発電システムとの連携より、連続で72時間電気を供給する。停電発生からエンジンが起動し、発電電源供給までの10秒間をEDLCが守り、復電時にも発電機から商用電源に無瞬断で切替える。
 
新商品の販売は、ヤンマーエネルギーシステムの既存ルートを通じて販売する。

《レスポンス編集部》

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