トヨタ ハイエース 欧州仕様…内容充実でさらなる長寿モデルへ

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ ハイエース 欧州仕様…内容充実でさらなる長寿モデルへ
トヨタ ハイエース 欧州仕様…内容充実でさらなる長寿モデルへ 全 2 枚 拡大写真

英国トヨタは5月28日、商用車の『ハイエース』の09年モデルを発表した。日本では02年に生産を終了した『グランビア』、『グランドハイエース』が、息の長いモデルとして販売されている。

ハイエースとその兄弟車の『レジアスエース』は、日本では04年8月に新型を発表。しかし、欧州でのハイエースは、依然として旧型グランビア&グランドハイエースがベースだ。

グランビアは95年にデビュー。トヨタの最上級ミニバンとして投入されたが、97年に日産が『エルグランド』を発売すると、販売面では劣勢に立たされた。

そこでトヨタは、97年に5ナンバーボディの『ハイエースレジアス』、99年のマイナーチェンジ時には、グランビアの兄弟車『グランドハイエース』、レジアスの兄弟車『ツーリングハイエース』を設定。しかし、合計4車種をもってしても、エルグランドを超える人気を獲得できず、02年に生産を終了した。

02年、トヨタは後継車として『アルファード』を投入。乗用車ライクな乗り味や豪華な内装、押し出しの強いフロントマスクなどが好評で、エルグランドを駆逐する勢いで売れたのは記憶に新しい。

さて、欧州でのハイエースは、日本での生産終了から7年を経たグランビア&グランドハイエースが、まだまだ現役。09年モデルでは新デザインのグリルが採用され、メッキを配したグリルは、グランビアそのものといえる表情を醸し出している。

内装はシートやドアトリムをグレードアップ。遮音材を追加するなどの改良により、NVHの低減も図られた。エアコンが全グレードに標準装備され、UVカットガラスが導入されたのもニュースだ。

09年モデルのハイエースは、従来どおりショート/ロングの2ボディが選べ、エンジンは2.5リットル直4ディーゼル「D4-D」(95/117ps)を搭載。英国での価格は1万4100ポンド(約217万円)からとなっている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  5. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る