プリウス プラグインハイブリッド、1770kmの無給油走行に挑戦

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プリウス プラグインハイブリッド、1770kmの無給油走行に挑戦
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米国フロリダ州のトヨタ販売店オーナー、アール・スチュワート氏は1日、先代『プリウス』のプラグインハイブリッド車を使用して、フロリダ州からワシントン州までの1100マイル(約1770km)無給油走行を開始した。

プリウスのプラグインハイブリッドは、トヨタが先代プリウスをベースに開発したモデル。アール・スチュワート氏はこのプリウスに若干の改造を施しており、2次電池をA123システムズ製の最新ハイモーションリチウムイオンバッテリーに交換しているのが最大の特徴だ。このバッテリーは、最大航続距離64kmの性能を確保している。

スチュワート氏の計画によると、プリウスは1日、フロリダ州ノースパームビーチを出発し、1770km先のワシントンを目指す。途中48 - 64km走行するごとに、バッテリーの充電を行い、できるだけモーター走行を主体にして燃費を稼ぐ戦略だ。1回の充電には数時間かかるが、費用は1ドル(約97円)以下で済むという。ドライバーには、トヨタハイブリッドの認定ドライバー、リック・カーニー氏を起用した。

先代プリウスの燃料タンク容量は45リットルだから、1770kmを無給油走行するためには、平均燃費39.3km/リットル以上で走行しなければならない。スチュワート氏が新型プリウスの日本でのカタログ燃費、38km/リットルを意識したかどうかは不明だが、かなりハードルの高い挑戦になりそうだ。

ちなみに、フォードは4月末、『フュージョンハイブリッド』を使った無給油走行にチャレンジ。総走行距離1445.7マイル(約2326.6km)、平均燃費81.5MPG(約34.65km/リットル)という、ガソリンミッドサイズセダンの燃費世界記録を達成している。

《森脇稔》

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