アメリカ空軍、ハイテクスポーツカーでリクルート!?

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アメリカ空軍、ハイテクスポーツカーでリクルート!?
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アメリカ空軍は3日、フォード『マスタング』とクライスラーのダッジ『チャレンジャー』のカスタムカーを披露した。その目的は、空軍志願者の増加を狙ったリクルート活動用というから恐れ入る。

アメリカ空軍は米国カリフォルニアのチューナー、Galpinオートスポーツ社と協力。同社はMTVの人気番組、「Pimp My Ride」(ピンプ・マイ・ライド)に出演するほどのメジャーチューナーだ。同社と空軍のコラボレーションによって、2台のスペシャルモデルが完成した。

マスタング『X-1』は、ホワイトのワイドボディにガルウィングスタイルのサイドドアが迫力満点。しかし、それ以上に圧倒されるがインテリアで、戦闘機のコクピットが、ほぼそのまま再現されている。

シートはシングルシーターに変更され、目の前にはずらりと計器類が並ぶ。ステアリングホイールは操縦桿に取り替えられた。エンジンは4.6リットルV8で、最大出力は500psまで高められている。

もう1台のチャレンジャー『VAPOR』は、さらに驚きのチューニングを実施。カーボンファイバーのワイドボディは、ステルス戦闘機を思わせるダークグレー塗装だが、レーダーに探知されない特殊加工を施しているという。また、360度全方位のカメラシステムは、ナイトビジョンを組み込んでおり、夜間でも車両周囲の様子が手に取るようにわかるとか。

ユニークなのは、「ステルス」エグゾースト。これは、スイッチ操作でマフラーの排気音を消せるもので、まさにステルス戦闘機並みの装備だ。室内はマスタングと異なり2シーターだが、それぞれの前方にステアリングホイールを装備。インパネには、巨大なモニターが3個レイアウトされた。エンジンスペックは未公表だが、燃料がニトロと聞くだけで、その凄さが伝わってくる。

2台のカスタムカーは、アメリカ空軍のPRイベント、「2009スーパーカーツアー」に同行。新しい空軍のアピールにひと役買う。果たして、空軍の目論見通り、志願者が増えてくれればいいのだが…。

《森脇稔》

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