右直事故のクルマが歩道に乗り上げ、3人死亡

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1日夜、神奈川県横浜市都筑区内の市道で、赤信号を無視して交差点に進入してきたとみられる直進中の乗用車と、対向車線側から右折してきたワゴン車が衝突する事故が起きた。乗用車は道路左側の歩道に乗り上げ、直撃を受けた信号待ちの女性3人が死亡した。

神奈川県警・都筑署によると、事故が起きたのは1日の午後9時35分ごろ。横浜市都筑区茅ケ崎中央付近の市道を走行していた乗用車が、信号待ちをしていたクルマを追い抜き、赤信号の交差点に進入。対向車線側から青信号に従って右折してきたワゴン車と衝突した。

乗用車はスピンしながら道路左側に逸脱。そのまま歩道に乗り上げ、信号待ちをしていた女性3人(31、43、49歳)をはねた。女性はそれぞれ数メートル弾き飛ばされ、全身を強打してまもなく死亡した。右折車を運転していた41歳の男性も打撲などの軽傷。警察は乗用車を運転していた18歳の少年を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕、3人死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを進めている。

現場の交差点は左折と右折のレーンを含み、片側4車線。歩道は車いすの通行がしやすいようにバリアフリー対策が施され、車道との段差がほとんど無かった。乗用車は直進車線(第2車線)を進行してきたが、第2車線で信号待ちをしていたクルマを回避するように、交差点の直前で第3車線へ進出。直進側信号は赤となっていたが、これを無視して交差点に進入している。

運転していた少年は今年4月に免許を取得したばかり。飲酒の形跡は無かった。取り調べ初期段階では「信号が黄色の状態で交差点に進入したが、途中で赤になった」と供述。信号無視を否認していたが、右折車に対しての表示と誤認していた可能性が高いとみられる。警察では加速しながら信号待ちをしていた前走車との衝突回避を試みた可能性もあるとして、危険運転容疑の適用も視野に入れ、調べを進める方針だ。

《石田真一》

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