【新聞ウォッチ】GM破綻1週間、日米間の車社会の違い鮮明に

モータースポーツ/エンタメ 出版物
【新聞ウォッチ】GM破綻1週間、日米間の車社会の違い鮮明に
【新聞ウォッチ】GM破綻1週間、日米間の車社会の違い鮮明に 全 4 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年6月8日付

●内閣支持横ばい29.5%(読売・1面)

●GM破綻と車社会の光と影、米が生き方探る転機に、亀井俊介・東大名誉教授(朝日・13面)

●F1トルコGP バトン今季6勝目(毎日・21面)

●GM国有化、ガバメント・モーターズはどこへ(産経・6面)

●民主32%、自民20%都議選本紙動向調査、8割「投票行く」(東京・1面)

●日中経済対話、知的保護で協議機関(東京・1面)

●パトカー追跡で事故続発(東京・23面)

●電気自動車、給油所で充電課金実験、今夏にも経産省(日経・3面)

●凶行の後、秋葉原事件1年、ほこ天、揺れる再開(日経・30面)

ひとくちコメント

ゼネラルモーターズ(GM)が米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、米製造業で史上最大の経営破綻をしてから1週間が過ぎた。毎週月曜日の日経に「ニュースにみる1週間」というコーナーがあるが、言うまでもなく、先週は「米GM、破産法を申請」が1位。

きょうの朝日にも東大名誉教授の亀井俊介氏が記した「GM破綻と車社会の光と影」と題するコラムを文化欄で掲載している。亀井氏はアメリカ文学の専門家で、「GM社は『ガソリンがぶ飲み』を放置して破綻をきたした。一種の『がぶ飲み』的な消費の果てに行き詰まりをきたしたようだ」と指摘、「自動車文化の自由な活動性を生かしながら、アメリカの伝統的な生き方のもとにあるシンプル・ライフの可能性を探り直すことも、これからの方向の一つに思える」と結んでいる。

ちなみに、「ニュースにみる1週間」の2位は「鳩山総務相の郵政社長人事」再認反対だが、3位は「5月の新車販売、プリウスが首位、インサイトは3位」、4位が「三菱自、電気自動車『アイミーブ』の量産開始、そして9位が「富士重、472万円の電気自動車7月下旬納車」だった。エコカー投入に出遅れた米ビッグ3が破綻したその週に、日本車メーカーによるエコカーの話題が上位を占めた。日米間の車社会の違いが読み取れる1週間だったようだ。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. インフィニティの最上位SUV『QX80』に初の「スポーツ」グレード登場
  5. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る