富士通研究所、高出力増幅器を開発…電波到達距離2倍

自動車 ビジネス 企業動向
富士通研究所、高出力増幅器を開発…電波到達距離2倍
富士通研究所、高出力増幅器を開発…電波到達距離2倍 全 3 枚 拡大写真

富士通研究所は、窒化ガリウム(GaN)高電子移動度トランジスタ(HEMY)を用いて、8GHzから12GHzの周波数帯(X帯)で世界最高の効率53%と出力101Wを実現した増幅器を開発した。

【画像全3枚】

従来のガリウムヒ素(GaAs)HEMTを用いたX帯向け増幅器に比べ、省電力化、電波の到達距離が2倍に伸びるとしている。

また、今回開発した技術を4GHzから8GHzの周波数帯(C帯)向け増幅器に適用することで世界最高出力343Wを実現。これは、昨年、同研究所が実現した世界最高出力320Wを更新するもので、従来のガリウムヒ素HEMTを用いた増幅器に比べ、電波の到達距離が2.6倍に伸びるとしている。

この技術を用いることで、高出力用途で用いられている進行波管増幅器の置き換えがいっそう進むと期待され、レーダー、衛星通信や次世代携帯電話基地局のワイヤレス通信機器などに用いる送信システムの小型・軽量化や高機能化、省電力化、長寿命化が図れるとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
  3. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  4. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  5. 三菱『デリカD:5』新型発売、価格は451万円から…SUVとミニバンが融合「三菱らしさ」武器に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る