富士フイルム、液晶ディスプレイ用WVフィルム増産を本格化

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富士フイルム、液晶ディスプレイ用WVフィルム増産を本格化
富士フイルム、液晶ディスプレイ用WVフィルム増産を本格化 全 1 枚 拡大写真

富士フイルムは15日、フラットパネルディスプレイ材料の主要生産拠点の一つである富士フイルムオプトマテリアルズ内に建設してきた、液晶ディスプレイの視野角を拡大する「WV(ワイドビュー)フィルム」第9工場を、7月上旬から本格稼動すると発表した。

液晶ディスプレイ市場は、昨秋からの世界的な経済危機の影響を大きく受け、製品・パネル・材料の全ての段階で、需要が停滞していたが、今春以降は、先進国向けの液晶テレビの需要が回復してきたのに加え、新興国での液晶テレビ需要が拡大している。同社のフラットパネルディスプレイ材料の需要も急速に回復しつつあり、特に中国では、家電製品を購入する農村部の消費者に対し政府が補助金を出すという政策により、需要が増加、WVフィルムの需要が急増している。

これらの状況に対応するため、富士フイルムでは、WVフィルムの新工場を7月から稼動させ、WVフィルムの生産能力を増強し、安定供給する。
 
WVフィルムは、低コストで視野角を大幅に拡大できる特長を持つ。新工場ではテレビのハイコントラスト化や高輝度化に対応するために最新鋭設備を導入、WVフィルムの光学性能の向上を目指す。

《レスポンス編集部》

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