親子3人死亡事故、被告に禁固6年の実刑

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昨年12月、広島県三原市内の国道486号で乗用車を運転中、民家敷地内に飛び込む事故を起こし、親子3人を次々にはねて死亡させたとして、自動車運転過失致死罪に問われた25歳の男に対する判決公判が16日、広島地裁尾道支部で開かれた。裁判所は禁固6年の実刑を命じている。

問題の事故は2008年12月29日朝に発生した。三原市久井町坂井原付近の国道486号を走行していた乗用車が路外に逸脱。そのまま道路左側にある民家敷地内に突っ込み、庭にいた親子3人を直撃した。この事故で51歳の男性と41歳の女性、4歳の女児が全身強打などでまもなく死亡した。

警察ではクルマを運転していた25歳の男を自動車運転過失致死容疑で逮捕。その後の調べで、クルマは制限50km/hの道路を90-100km/hで走行。急減速して前方の交差点を左折しようとした結果、コントロールを失った状態で親子に突っ込んだことが判明している。

16日に行われた判決公判で、広島地裁尾道支部の永井秀明裁判官は「事故は被告の不用意なブレーキ操作が原因で発生した」と認定。しかし、事故は過失原因で発生したものと判断され、検察側の懲役7年求刑に対し、裁判所は禁固6年の実刑判決を言い渡した。

《石田真一》

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