【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「ケータイ高機能化はナビ地図メーカーの強みを出すチャンス」…MapFanナビークル

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【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「ケータイ高機能化はナビ地図メーカーの強みを出すチャンス」…MapFanナビークル
【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「ケータイ高機能化はナビ地図メーカーの強みを出すチャンス」…MapFanナビークル 全 22 枚 拡大写真

22日にバージョン3.5がリリースされたインクリメントPのケータイ向けカーナビアプリ『MapFanナビークル』。バージョンアップのポイントと共に、カーナビライクなナビアプリとして個性を発揮するナビークルの特徴と今後の展開について、企画担当の秋本和紀氏に話を聞いた。

◆バージョンアップでGPSログ取得が可能に

----:22日に『MapFanナビークル』のアプリがバージョン3.5になりました。まず、今回のバージョンアップによる機能向上のポイントについて教えてください。

秋本:機能追加としては、「ドライブログ」というGPSログの取得が可能なったことが大きいですね。また、それに伴ってPC連携回りの機能を強化しました。

----:GPSログ保存機能追加の理由は。

秋本:ドライブや旅行好きの方を中心に、市販のGPSロガーが広がって来ています。ターゲットユーザーとしては必ずしも多いとは言えませんが、今後のサービス展開へのステップとナビークルならではの個性を出す目的で導入しました。

----:GPSログはどこに保存されるのですか。

秋本:ナビークルの走行軌跡はケータイのmicroSDカードに記録します。今回のバージョンアップで、GPSログの取得とログの送り先であるPCのメールアドレスを指定するメニューを追加しました。こうすることでドライブログの終了と同時に指定のメールアドレスへログを送信できるようになります。1回の利用ごとにログを送ることでmicroSDを取り出してPCにつなぐ手間を省き、ログの利用に対する敷居を下げる狙いです。

----:保存可能なログの形式についてお聞かせください。

秋本:KMLとGPXから選択が可能です。オープンフォーマットに対応することで、いろいろなPCソフトやサービスでも利用できるよう考えました。まずは、当社の地図ソフト『MapFan.net バージョン10』でログを表示できるほか、Google Earthやカシミール3Dなどでも利用可能です。

----:GPSログ対応以外の機能追加はありますか。

秋本:基地局測位に対応したり、探索ロジックを見直したりと、細かい部分での機能改善を実施しました。アプリ立ち上げと同時に現在位置の測位を取得するのがナビークルの特徴ですが、屋内でもだいたいの位置を取得できるようにして欲しいというユーザーの声がありました。基地局測位により現在位置の表示に要する時間の大幅短縮にも成功しています。

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《まとめ・構成 北島友和》

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