国交省が公用車管理で官製談合…公取委が改善要求

自動車 ビジネス 企業動向

公正取引委員会は23日、国土交通省が発注する公用車の運転や点検整備など車両管理業務の入札に際して談合が行われていたとして、日本道路興運など10社に対し排除措置命令と総額26億299万円の課徴金納付命令を行った。また、このうち北海道開発局が発注した案件で国土交通省の現役職員が談合に関与していたとして、金子国土交通相に対して官製談合防止法に基づく改善措置要求を行った。

23日記者会見した国交省の春田謙事務次官は「官製談合はあってはならないことであり、無念の思いだ。国民の信頼を裏切ったことに対し、深くお詫びする」と謝罪した。

これらの違反行為のうち、北海道開発局と各地方整備局が発注する車両管理業務の入札談合に、同省OBが関与していたことが明らかになったため、公取委は同省に対して再発防止を要請した。

国交省では今後、有識者らで構成する「車両管理業務談合事案に係る再発防止対策検討委員会」で実態の解明と再発防止対策の検討を進める考えだ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱の新型SUV『デスティネーター』、最高の安全性評価…ASEAN NCAP
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
  3. 「デザイナー天才」とSNSで話題! 熱帯雨林モチーフのポルシェ“オセロット”発表「内装の作り込みがすごい」
  4. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る