【新聞ウォッチ】ラクイラサミット開幕、玉虫色の首脳宣言

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年7月9日付

●JR西社長在宅起訴 福知山線脱線、山崎社長辞意表明(読売・1面)

●危うい「景気底打ち」ラクイラサミット、雇用悪化を懸念「出口戦略」に影響も(読売・9面)

●NY円急騰92円台2月以来4カ月半ぶり(読売・9面)

●韓国もハイブリッド車、現代(朝日・11面)

●富士重、中国で生産へ、合弁工場を検討、SUVの販売急増(毎日・8面)

●高まる対中依存度佐、上期新車販売、GM、フォード過去最高(産経・10面)

●アクアライン値下げへ、通行料800円 予算が成立(東京・1面)

●ニュースQ&A:自動車保険値上げへ(東京・8面)

●トヨタ車、リコール(東京・26面)

●三菱自・プジョー提携、家庭充電ハイブリッド車開発(日経・3面)

●ボーナス商戦出足鈍く、百貨店セール「息切れ」(日経・9面)

●日本勢の上昇目立つ、世界の車各社、時価総額シェア(日経・13面)

ひとくちコメント

イタリア中部のラクイラで主要国首脳会議(G8サミット)が開幕した。きょうの日経が1面トップで報じているが、他紙は「JR西日本社長の在宅起訴」のニュースが飛び込んできたために1面の片隅に掲載している。初日は経済関連分野を議論し、日本時間9日未明には首脳宣言を採択したという。

各紙の見出しをみると、朝日は「経済、安定化の兆し」としているが、毎日は「景気認識前進せず」、産経も「世界的雇用悪化に懸念」、東京も「世界経済、なお不確実さ」などとむしろリスク面を強調。

記事の中身は、世界経済の現状を「安定化の兆しが見られる」との認識を示す一方、「状況は依然として不確実であり、経済や金融の安定に大きなリスクが引き続き存在する」としている。

そんな中、8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅続伸。一時、1ドル=92円台前半に上昇した。自動車各社は90円を想定レートするスズキを除くと、トヨタやホンダなどは95円を想定。このまま円高傾向が続けば、今期の業績予想に大きな狂いが生じる恐れがある。自動車に限ってみれば「安定化の兆し」はまったくみられない。

《福田俊之》

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