新生GM…ビジネスの仕方が変わる

自動車 ビジネス 企業動向
新生GM…ビジネスの仕方が変わる
新生GM…ビジネスの仕方が変わる 全 11 枚 拡大写真
米ゼネラルモーターズ(GM)は10日、新体制で業務を開始した。会長には、AT&Tでの手腕を知られるエドワード・ウィタカー・Jr.が就任する。

フリッツ・ヘンダーソン社長兼CEOは続投する。ヘンダーソンは北米事業の責任者も兼任し、従来の北米担当社長は廃止された。

また日々の意思決定を迅速にするため、従来あった2つの重役会=自動車事業戦略会議と自動車製品会議は、より小規模なひとつの取締役委員会に統合された。会合の回数を増やし、業績、製品、ブランド、消費者にフォーカスする。

今2009年末に引退予定だったボブ・ルッツ副社長兼上級顧問は引退を撤回し、製品の創造に関するすべての業務と、消費者との関係に関する責任を負う副会長に就任する。ルッツと組むもう1人の副会長が製品開発担当のトム・スティーブンス。さらにデザイン担当副社長のエド・ウェルバーンがチームを編成する。

GMのブランド、マーケティング、広告宣伝、コミュニケーションはルッツが監督する。ルッツはヘンダーソンの指揮下に位置し、新設の取締役委員会に所属する。

いっぽう従来の地域別事業部体制は廃止された。意思決定を消費者により近い場所で行なうため。地域別社長や地域別戦略会議も廃止された。

★GMは消費者の求める良い車を作るビジネスに復帰する。
★新生GMは旧GMの最強の資産を引き継ぎ誕生する。
★4つのコアブランドをアメリカ最大最強のディーラー網が支援する。
★世界市場をベースにしたスリムな組織。より速い決定を可能にし、消費者の要求により的確にフォーカスする。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. レクサス『LS』現行型、最終モデル「ヘリテージエディション」米国発表…250台限定
  3. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
  4. メルセデス・マイバッハ『Sクラス』に「V12エディション」、100年続くV12エンジンの伝統に敬意…世界限定50台
  5. 新車でも中古車でもない“第3の選択肢” ガリバー発の新ブランド「リメイクカーズ」誕生
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る