日食を見に行くならプジョー…?

自動車 ビジネス 企業動向
日食を見に行くならプジョー…?
日食を見に行くならプジョー…? 全 8 枚 拡大写真

22日は日本全国で日食(日蝕)を見ることができ、一部の地域では皆既日食になる。この「日食」を製品名やブランド名に用いた例が、自動車業界ではいくつかある。日が陰って暗くなって、あまりポジティブなイメージはないが、実はそれ以外に特別な意味がある。

まず三菱自動車が米国で販売するスペシャリティカーに『エクリプス』(日食)がある。一時は日本市場でもラインナップされていた。

命名の理由は、宇宙の神秘的な現象に因んだということがひとつ、そしてもうひとつが、同名の、26戦(18戦とも)全勝という記録を残した18世紀の競走馬に因んだということ。三菱エクリプスが登場した頃は上級スポーツカーに『スタリオン』=駿馬があり、関連を持たせたのだろう。

この馬は「エクリプス1着、他はどこにも見えない」が決まり文句になるほど強く、そこから「群を抜いて優れたもの」という意味を持つようになったようだ。馬の名前が「エクリプス」になったのは、日食の日に生まれたかららしい。

富士通テンのカーオーディオ/カーナビには「イクリプス」シリーズがあり、これも「優れたもの」という意味から。さらに皆既日食の際、月の陰から太陽が現れる瞬間に放たれる光の勢いにもあやかった。ロゴマークにその形が表されている。

もっと直接的なのがプジョーだ。プジョーは1930年代に早くもハードトップ・コンバーチブルをラインナップしていた。今の「CC」の先祖だ。これらに「エクリプス」のサプネームを用いていた。『301エクリプス』、『401エクリプス』、『402エクリプス』、『601エクリプス』などがある。「太陽を遮る」というのが命名理由なのは想像に難くない。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る