GM米国販売は33.6%減、前月比ではプラス…6月実績

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GM米国販売は33.6%減、前月比ではプラス…6月実績
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ゼネラルモーターズ(GM)は、米国の販売店での6月の合計販売台数が17万6571台、前年同月比33.6%減となったと発表した。5月との比較では10%増となっており、前月比ベースで見ると、4か月連続で販売台数が増加した。

6月の小売販売台数は前年を上回ったものの、フリート販売台数が前年同月比49%減の3万2725台となり、これによって全体の販売台数がマイナスとなった。

フリート販売が減少したのは、在庫を厳しく管理するため、多くの工場の生産期間を短縮し、それによってGM販売店の在庫車両数を減らしたため。6月期のGMのトラック(クロスオーバー含む)販売総数は同40%減の9万3458台、乗用車が同24%減の8万3113台となった。

GMのハイブリッド車については、6月の合計販売台数は1454台だった。シボレーからは『マリブ』『タホ』『シルバラード』、GMCからは『ユーコン』と『シエラ』、キャデラックからは『エスカレード』、サターンからは『オーラ』『ヴュー』といったハイブリッド車を提供している。2009年に入ってから現時点までのハイブリッド車販売台数は8349台。
 
GMの4つの中心的ブランド以外の販売台数は、前年よりも減少した。サターンが60%減、サーブが58%減、ハマーが48%減、ポンティアックが16%減となっている。
 
GMの在庫車両は減少しており、50万台レベルを目指して予定通りに計画を進めている。6月末の在庫車両台数は約58万2000台で、これは前年よりも約20万6000台減少しており、1月比では33%減。
 
6月末時点での在庫車両台数の内訳は、乗用車約25万台、トラック(クロスオーバー含む)が約33万2000台で、5月末よりも約9万3000台の在庫車両が減った。
 
GMノースアメリカ車両販売・サービス・マーケティング担当のマーク・ラネーブ副社長は「6月の業績を喜ばしく思っている。消費者が当社の商品に強い魅力を感じていることの表われで、例えば『カマロ』『アベオ』『トラバース』『ラクロス』『ルツェルン』『CTS』『DTS』『STS』などの小売販売台数は全て5月よりもアップした。GMの再建も予定通りに運んでおり、7月には、GMACによる最高72か月までの無利息融資や、米政府による車両買い替え奨励金制度などがある」とコメントしている。

《レスポンス編集部》

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