スマート フォーツー 2010年モデル…世界トップのCO2低排出

自動車 ニューモデル 新型車
スマート フォーツー 2010年モデル…世界トップのCO2低排出
スマート フォーツー 2010年モデル…世界トップのCO2低排出 全 7 枚 拡大写真

ダイムラーは23日、欧州でスマート『フォーツー』の2010年モデルを発表した。ディーゼルの「cdi」グレードが出力を向上させながら、欧州複合モード燃費29.4km/リットル、CO2排出量88g/kmを維持。量産エンジン車の中では、最高のCO2性能を誇る。

cdiのエンジンは、799cc直3ディーゼル。2010年モデルでは、ピストンの変更や燃料噴射の最適化などの改良を施した。その結果、最大出力は45psから54psへ、最大トルクは11.2kgmから13.3kgmへ、それぞれ21%と18%の性能向上を達成した。

さらに、5速MTは3/4速ギアを10 - 11%ハイギアード化。従来よりもエンジン回転数が低く抑えられ、燃費や静粛性アップに貢献する。これらの改良の結果、cdiグレードは、欧州複合モード燃費29.4km/リットル、CO2排出量88g/kmをキープした。

このCO2排出量は、現時点で量産エンジン車として世界トップ。「CO2チャンピオン」の座に君臨し続ける。もちろん、排出ガス性能は、従来どおりユーロ5に適合している。

ちなみに、フォルクスワーゲンは3月のジュネーブモーターショーで、新型『ポロ』の「ブルーモーションコンセプト」を発表。欧州複合モード燃費30.3km/リットル、CO2排出量87g/kmを実現しており、市販化が注目される。

このほか、フォーツーの2010年モデルは、1リットル直3ガソリン車を含めた全車が、ユーロ5基準をクリア。また、内装はシャイニーパールブラックを新設定するなどグレードアップ。オプションで新型アームレストやBluetooth対応オーディオなどを用意した。

2010年モデルは、ドイツで受注がスタート。価格はガソリン車が据え置き、ディーゼルのcdiは1万1790ユーロ(約160万円)からとなっている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 「欧州のカローラになりそう」ルノーの最新ハイブリッドコンパクトに日本のファンも熱視線!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る