米国から革新技術満載のクロスオーバー、2012年市販

自動車 ニューモデル 新型車
米国から革新技術満載のクロスオーバー、2012年市販
米国から革新技術満載のクロスオーバー、2012年市販 全 1 枚 拡大写真

米国Velozzi社は22日、次世代クロスオーバー『SOLO』(ソロ)の概要を明らかにした。新開発バッテリーチャージャーやカーボンファイバーナノチューブを採用。動力性能と100MPG(約42.5km/リットル)という低燃費を両立する。

Velozzi社は2007年、カリフォルニア州ロサンゼルスに設立。科学者、エンジニア、カーデザイナーなどが、次世代環境対応車の開発に取り組んでいる。

SOLOはプラグインハイブリッドのクロスオーバーとして誕生。その中核技術が、世界初の「マルチフューエルマイクロタービンバッテリーチャージャー」だ。オンボードにレイアウトできる超小型設計がポイントである。

SOLOは基本的に、リチウムイオンバッテリーとスーパーキャパシターを動力源にしたEV。バッテリー残量が少なくなると、マルチフューエルマイクロタービンバッテリーチャージャーから充電が行われる。このチャージャーは多彩な燃料に対応しており、ガソリン、軽油、エタノール、メタノール、バイオディーゼル、天然ガスと、あらゆる燃料で動かせるのが特徴だ。

また、SOLOはカーボンファイバーナノチューブを市販車に導入した第1号車となる。カーボンファイバーナノチューブは、直径が約1nm(10億分の1m) 、長さ1μm(100万分の1m) の炭素原子のみで構成される円筒状物質。一般的なカーボンファイバーに対して、太さはわずか1000分の1、体積はわずか10億分の1しかない。

SOLOは、このカーボンファイバーナノチューブを、メカニカルコンポーネントの約40%に使用。デザインの自由度を増すとともに、驚異的な軽さに仕上げられる。この結果、SOLOは0 ‐ 96km/h加速6秒、最高速209km/hのパフォーマンスを実現。燃費は100MPG(約42.5km/リットル)をマークするという。

Velozzi社は2011年後半、遅くとも2012年初頭にはSOLOを量産する意向。Velozzi社のCEO、Roberto Velozzi氏は「SOLOは燃費向上のために軽量素材を使用。経済的で環境に優しい革新的モデルとなる」と自信を見せている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る