東燃ゼネラル中間期見通し、大幅赤字を計上 原油高騰で黒字から一転

自動車 ビジネス 企業動向

東燃ゼネラル石油は、2009年6月中間期の連結業績見通しを下方修正した。

売上高は1兆1500億円を見込んでいたが9646億4500万円にとどまる見通し。

3月下旬以降、原油価格は上昇に転じ、6月のFOBスポット平均価格は1バレルあたり69.41ドルと、同社が前回予想に用いた1月末時点に比べて25ドル上昇した。同社のコスト認識方法は、業界他社で一般的に採用されている方法(到着ベース)と異なり、会計上の原油調達コストを原油の積荷時点で認識するため、4 - 6月の原油価格の上昇がそのまま4 - 6月の業績に反映された。このコスト認識時点の違いによる会計上のマイナスの影響は、特に4 - 6月の業績に顕著で、到着ベースの認識方法を採用した場合と比べ、約330億円にのぼったと推測される。

このため、営業損益は60億円の黒字を見込んでいたが108億6100万円の赤字となる見通し。経常損益も60億円の黒字から106億8100万円の赤字に下方修正した。

中間期損益は40億円の黒字予想から64億2300万円の赤字となる見込み。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
  5. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る