日産自動車は、中国での合弁会社である東風汽車有限公司（東風日産）が、乗用車の生産能力を増強するため、広州市花都工業地区に新たに土地を取得して、生産ラインを追加する、と発表した。
新しい生産ラインは2012年に稼働し、同工場の年間生産能力は、現在の36万台から段階的に60万台まで引き上げる予定。東風日産は、今回の能力増強に総額50億人民元（約694億円）を投資する。
乗用車事業を統括する東風日産乗用車公司の2009年上半期（1 - 6月）の乗用車販売実績は、22万5073台で、前年同期比41.3％増を記録した。現在、東風日産の年間生産能力は合計46万台で、今回の能力増強により、合計70万台まで引き上げられる予定。
東風日産の中村公泰総裁は「今回の決定により、東風日産は2012年の販売目標台数を達成するための充分な生産能力を確保することができる」としている。
