日本鉄鋼連盟は30日、6月の普通鋼鋼材需給速報を発表した。それによると、普通鋼鋼材出荷は、国内向けが349.9万t、前年同月比では33.9%減と11か月連続で減少した。
輸出は165.6万t、同18.9%減と8か月連続で減少した。この結果、出荷合計は、同29.7%減の515.5万tと9か月連続でマイナス。500万t台は2008年12月以来、6か月ぶり。
生産は、同29.9%減の508.2万と9か月連続マイナスとなった。
6月末のメーカー・問屋在庫は、前月末比1.3%減の568.7万tで、2か月ぶりに減少した。月末の在庫率は、前月末の133.3%から23.0ポイント低下の110.3%となり、8か月連続で100%を上回っている。