ヨットの「おまけ」はベントレー!

自動車 ビジネス 企業動向
ヨットの「おまけ」はベントレー!
ヨットの「おまけ」はベントレー! 全 5 枚 拡大写真

いまどき、胸の透くようなニュースをひとつ。イギリスの高級モーターヨット・メーカー「パール・モーターヨット」はこのほど、製品の購入者にベントレー『コンチネンタルGT』を贈呈するキャンペーンを開始した。

 パール・モーターヨットはイギリス南部サウザンプトンに1997年設立された企業。

「2-for-1」と名づけられた今回のキャンペーンの“対象商品”は、2005年に発表された同社のフラッグシップモデル『パール60』である。全長17.78mで、定員は8 - 10人。ボルボ製「D12」755馬力エンジンを2基搭載し、最高速は32ノット(59km/h)である。

企画はベントレーUKとの協力によるもの。パール・モーターヨットのL.スモールリッジ・マネージングディレクターは、「ベントレーは世界で最も人気のあるラクシュリー・ブランドのひとつ。彼らと働けることを嬉しく思う」とコメントしている。

また、ベントレーUKのR. ピール・マーケティング&広報担当は、「細部にわたるデザインの美しさ、英国の優秀なエンジニアリングは、両ブランドの共通点」と強調する。

キャッチフレーズは、「パール60をオーダーして、ベントレー・コンティネンタルGTがタダで付いたキーリングを手に入れよう」だ。広告の中では、さらに「これで水上でも、陸でも華やかにクルーズできます」と謳っている。

「パール60」の価格は注文装備の内容によるが、約90万ポンド(1億4200万円)である。
いっぽう日本におけるベントレー・コンチネンタルGTの価格は2270万円。したがって日本円で比較すると、パール60はコンティネンタル6.2台分の値段ということになる。

筆者が考えるに、こうした高級ヨットを購入する顧客層になると、車の選択に関してもこだわりがあるため、「おまけ」に釣られるような人物は少ないのではないか。しかし話題づくりとしてはそれなりの効果が見込めるうえ、「ヨットハーバーのサンダルがわりにベントレー」という人物が現れれば、これまた豪快であろう。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  4. 「昭和のオート三輪風に…」ソーラーパネル搭載3輪EV『スリールオータ』に注目!「なんか可愛い」とデザインを評価する声も
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る