福岡県警は5日、泥酔状態にもかかわらず、福岡県福岡市博多区内の市道でクルマを運転したとして、志免町に在住する28歳の男を酒酔い運転の現行犯で逮捕した。信号待ちの間に居眠りをしたことで発覚したという。
福岡県警・博多署によると、逮捕された28歳の男は5日の午前3時30分ごろ、福岡市博多区中呉服町付近の市道で、泥酔状態にもかかわらず軽乗用車を運転した疑いがもたれている。
通行人から「交差点で止まったまま動かないクルマがある」と110番通報が入り、これを受けた同署員が現場へ急行。信号待ちの状態で停車していた軽乗用車の運転席で寝ている男を確認し、窓をノックして起こした。
直後、男は驚いたようにクルマを急発進させたが、コントロールを失ったまま走行して路外に逸脱。約100m先の街路樹に衝突する事故を起こした。アルコール検知の結果、呼気1リットルあたり0.5ミリグラム超のアルコール分を検出。居眠りをしていたことや、事故を起こした経緯から泥酔状態と判断し、道路交通法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕している。
警察では男の酔いが醒めるのを待ち、詳しい事情を聞くとともに、飲酒した場所や量の特定も進める方針だ。