ベルトーネがフィアット傘下入り、クライスラーの生産拠点に

自動車 ビジネス 企業動向
ベルトーネがフィアット傘下入り、クライスラーの生産拠点に
ベルトーネがフィアット傘下入り、クライスラーの生産拠点に 全 4 枚 拡大写真

イタリア経済開発省は6日、裁判所の管理下で経営再建中の車体メーカー・カロッツェリア・ベルトーネのフィアットによる買収を認可したと発表した。

フィアットは今後3年間に1億5000万ユーロ(207億円)をカロッツェリア・ベルトーネに出資する。現従業員1137人は全員雇用を確保する。

これによって、2005年以降続いてきた、ベルトーネの経営危機や労使問題は一気に決着する見通しだ。イタリアの労働界・政界も歓迎の意を示し、イタリアでは6日夜のテレビニュースで一斉に報じられた。

なお、経済開発省のクラヴィオ・スカイオーラ大臣は今回の発表にともない、ベルトーネ工場は、フィアットと提携したクライスラー社の一部モデルを生産するために使われるとの見通しを明らかにした。

その生産車が「クライスラー」または「ダッジ」ブランドのまま欧州市場に投入されるのか、それとも7月にフィアットのマルキオンネCEOが言及したとおり、アルファロメオなどのバッジに付け替られるのか。フィアットのマーケティング戦略が注目される。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る