ウルトラCの連続! 首都高の建設史

モータースポーツ/エンタメ 出版物

イカロスMOOK『首都高をゆく』
価格:1575円 発行:イカロス出版

東京に張り巡らされている首都高速道路。2009年で創立50周年を迎えるこの道路の建設工事は、空間的・時間的制約をビックリ仰天の技術でクリアしていた。そんな多彩な工法を容易に理解できるように紹介する。

首都高速道路の協力により、建設当時の貴重な写真を掲載している。惜しむらくは、点数が多いがゆえに一点あたりの寸法が小さくなってしまったこと。いまや批判にさらされている日本橋上空の首都高だが、建設当時は人々にどのように受け止められていたか、現状に至るまでにどのような建設案があったのか、知っておくのは悪くない。

また、「ここが『首都高』の萌えポイント」では“首都高フリーク”が首都高の面白いポイントを語る。首都高未成線探訪レポートや首都高未来図も興味深い。反面、ETC導入に伴う距離別料金制については全く触れられていない。

いずれにせよ、東京に住んでいる人、首都高を走ったことがある人、土木の世界や都市計画、歴史に興味がある人は面白く読める首都高百科だ。夏休みの自由研究の資料としても利用価値あり。

《高木啓》

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