松浪健太氏、スクーター街宣車で未来を先取りできるか

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松浪健太氏、スクーター街宣車で未来を先取りできるか
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松浪氏がスクーターを使った活動を始めたのは、前回2005年総選挙からだ。当選後も地元で行う国会報告に活用してきたが、09年の総選挙を前に“ケンタブルー”から車体をグリーンに塗り替えた。

それとともに、今回のバージョンでは、方向可変式のスピーカー、信号待ちで音量を落とす機能を追加した。

テーマカラーのグリーンには、成長、調和、環境の意味を込め、グリーンのチェッカーフラッグを文字通りの旗印にした。自民党のテーマカラーもグリーンだが「松浪がグリーンに決めたのは党本部のより早い4か月前」と地元秘書は言う。

松浪氏の大きな主張は、道州制による地方分権だが、これも自民党のマニフェストに入る前からの持論だ。

「例えば、街作りにオートバイ駐車スペースを確保するために路上の端に簡単に置けるようにするにはどうすべきかとか。そういうことは国土交通省が全国一律でやらなくても、地方が決めればいい。道州制になれば、オートバイ駐車対策を先進的に行おうとするところを決めて、その道州エリアの中で競って、施策をよくしていくこともできる」

「交通ルールや環境対策のようにグローバルな規制がなじむものと、もっとローカルに任せた方がいいものの2つを組み合わせて、社会の持続性を確実なものにしなければならない」と、松浪氏は訴える。

松浪氏は長年道州制を訴えてきた。「数年前には地方分権といってもなかなか響かなかったが、今は言い続けてきたことが伝わりつつあると思う」という。

街宣スクーターで施策を訴える方法に追随する政治家はまだいないようだが、この活動も未来を先取りするものとなるだろうか。

《中島みなみ》

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