【新聞ウォッチ】トヨタ、カムリ など中国で69万台の大量リコール

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年8月25日付

●期間従業員650人雇用へ、三菱自(読売・10面)

●トヨタ増産前年超え、11月計画、系列は増員慎重(朝日・13面)

●新技術車輪に電気モーター、慶大発ベンチャー「10万台生産目標」(朝日・13面)

●お盆の高速「ガス欠」4割増 ETC割引で渋滞増えた(毎日・28面)

●ストリートビュー「個人情報」配慮を、グーグルに総務省要請へ(産経・2面)

●中国で過去最大、69万台リコール、トヨタ、4車種(産経・9面)

●核心:ゴーン社長「電池リースで低価格化」ガソリン車並み電気車できる?(東京・3面)

●環境車、新素材で軽く、燃費改善で競争力、新日鉄、積水化学(日経・1面)

●トヨタ九州、来年度生産横ばい ハイブリッドの比率増す(日経・11面)

●自動車収益回復どこまで:日本勢、黒字へあと一歩(日経・15面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が中国で生産したカムリなど乗用車4車種、計69万台のリコール(無料の回収・修理)を国家品質監督検査検疫総局に申請するという。

24日付の各紙が夕刊で報じ、きょうは夕刊のない産経のほか、日経が「販売巻き返しに影響も」というタイトルで続報しているが、トヨタの活字を小さくするなど掲載は控え気味。

リコールの原因は運転席の脇にあるパワーウインドーの開閉操作の際に異常があるという情報が利用者から寄せられ、トヨタが調査した結果、部品に問題があり、内装の一部が溶けたり、けむりが出て発火したりする恐れがあることが判明したという。現地の中国メディアによると、「中国のリコール台数としては過去最大規模」としている。トヨタは4月にも、中国で生産したカムリのブレーキが効かなくなる恐れがあるとして、約26万台をリコールした。

これまでトヨタは中国市場で苦戦が続いていたが、豊田章男社長が就任直後の7月、米国よりも先に中国を訪れてテコ入れを図ったばかりだったが、今回の大量リコールは「その出ばなをくじかれた格好だ」(日経)とみられる。

《福田俊之》

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