三菱重工、ベルギーのドエル原発向けに蒸気発生器を2基納入

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三菱重工、ベルギーのドエル原発向けに蒸気発生器を2基納入
三菱重工、ベルギーのドエル原発向けに蒸気発生器を2基納入 全 1 枚 拡大写真

三菱重工業は25日、欧州の大手電力会社エレクトラベルGDF SUEZ社がベルギーで運営するドエル原子力発電所1号機向けに、加圧水型軽水炉(PWR)の主要機器である蒸気発生器(SG)2基を納入したと発表した。

設備更新に伴う取替用として2006年2月に受注したもので、これにより三菱重工が同国向けに納入した取替用SGは累計10基となり、同国内7か所の原子力発電所で稼働するSG19基の過半を占めることになる。

ドエル原子力発電所1号機は、1975年に運転を開始したPWRプラントで、出力は39万キロワット。首都ブリュッセルの北方約50kmに位置し、近くに港町アントワープがある。30年以上稼働を続けて、設備更新時期を迎えていた。
 
今回納入したSGは高さ約20m、総重量約270tで、同社神戸造船所が製作を担当。原子炉で発生させた熱を1次冷却系(原子炉系)から2次冷却系(タービン系)に伝えてタービン駆動用の蒸気を発生させ、PWRプラントの中核的な役割を担う。低合金製の耐圧容器の内部には、最新素材である690系Ni基合金製の伝熱管約4800本が挿入されている。

《レスポンス編集部》

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