【新聞ウォッチ】日本郵政会長の「奇襲人事」、三菱自動車に“飛び火”!?

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【新聞ウォッチ】日本郵政会長の「奇襲人事」、三菱自動車に“飛び火”!?
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年8月28日付

●民主圧勝の勢い保つ、衆院選終盤情勢調査、自民、激戦区で猛追(読売・1面)

●日本郵政会長に西岡氏が就任(読売・2面)

●クライスラーと提携解消、日産,北米戦略見直しへ(読売・10面)

●日産ディーゼル元専務、インサイダーで金融庁が課徴金(朝日・11面)

●ナビで災害情報共有、ユーザーの走行記録集約、ホンダ(毎日・8面)

●米エコカー助成、日本車に追い風、トヨタ首位(産経・3面)

●ハマー買収迷走、中国当局反対期限内微妙に(産経・9面)

●ベンツ、1400万円HV 最上級Sクラス「最高」市場に切り込み(産経・9面)

●日鉱金属やGSユアサ、リチウム回収網整備、輸入依存脱却、環境車の電池再利用(日経・1面)

●東洋ゴム、中国にタイヤ工場(日経・11面)

●米ビッグ3 日本車と提携見直し加速(日経・11面)

●あこがれの車、今やエコカー 助成期間の延長、望む声も(日経・35面)

ひとくちコメント

「かんぽの宿」の売却問題では西川善文社長の進退が問われた日本郵政。その新しい会長のポストに社外取締役の西岡喬・三菱重工業相談役が27日付で就任した。西岡氏は12月までに新設予定のグループ全体の経営を監視する「経営諮問会議」の議長も兼務する。

きょうの各紙が会長選出の人事をめぐって様々な視点で検証を行っている。

読売は社外取締役という「身内」の起用に「批判的な見方もある」として、「西岡新会長が改革をどこまで徹底できるかは不透明だ」と疑問視する。毎日はあえて総選挙を目前に内定したことに「民間の人事に政治を介入させないという意思表示」(財界幹部)と指摘、「選挙後の政争けん制」との見方をしている。朝日は「お手盛り“奇襲人事”」との見出しで、「事実上の内部昇格は、新たななり手が見つからない苦しいお家事情の裏返し」と手厳しい。

それはともかく、西岡氏は現在、三菱自動車の会長も務める。今後は日本郵政の業務に多くの時間が費やされることになるため、三菱自動車の会長職との兼務は難しい。“空席”のままにするのか、益子修社長が会長職を兼務するのか。それともトップ交代に発展するのか。日本郵政の奇襲人事で三菱自動車の首脳人事にも大きな影響を与えそうだ。

《福田俊之》

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