[GOOD DESIGN EXPO 09]プリウス は インサイト に似ているか---トヨタの回答

自動車 ビジネス 企業動向
[GOOD DESIGN EXPO 09]プリウス は インサイト に似ているか---トヨタの回答
[GOOD DESIGN EXPO 09]プリウス は インサイト に似ているか---トヨタの回答 全 5 枚 拡大写真

グッドデザインエントリー車であるトヨタ『プリウス』。その公開プレゼンテーション審査が29日、東京ビッグサイトのグッドデザインエキスポ会場内で行われた。

プレゼンテーターはトヨタ自動車第二乗用車センターチーフエンジニアの大塚明彦氏。審査員はインダストリアルデザイナーの山村真一氏、木村徹氏、そして、ロボットデザイナーの松井龍哉氏の3名。

まず、大塚氏より大幅に向上したハイブリッド性能、空力を意識しCD値0.25を達成したエクステリアデザインやインテリアデザイン、装備、環境性能を中心に3代目『プリウス』の特徴、魅力に関しプレゼンテーションが行われた。

審査員から、エクステリアに関し基本デザインがホンダ『インサイト』とそっくりであるが、との質問に対し、大塚氏は大きく2つの特徴をあげた。

「まず性能という観点で、全長4400 - 4500mmのクルマだと、ワンモーションフォルムというのが空力性能の観点で非常に重要です。もう少し全長が長くなると形状の自由度が上がるが、このサイズではこのフォルムが非常に良いのです」と空力性能からの必然性を述べる。

さらに「戦略的な意味では、2代目プリウスもワンモーションフォルムです。日本のみならず海外でもこのフォルムがプリウスのアイコンとして認知されています。遠くからでもプリウスだとわかるような、そういうクルマがトヨタの中でも少ないのです。プリウスの培ってきたヘリテージ、アイコンを維持しようと思いました」とインサイトを意識したことではないと回答した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る