関空、新規国際線の着陸料が無料に

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関西国際空港株式会社は31日、今後の需要回復期に向け、「国際拠点空港」および「国際貨物ハブ空港」としての機能強化を推進するために、着陸料や施設賃料について戦略的な料金施策を緊急に講じる。新規就航の国際線は、着陸料が実質無料になる。

国際拠点空港としての機能を強化するため、着陸料の国際線増量割引を拡大する。現行も30%割引となっているが、これを80%に拡大する。2009年冬スケジュールから10年冬スケジュールまでの約1年半適用。

新規就航については、関西国際空港全体構想促進協議会(促進協)の実施する新規就航奨励金制度(着陸料の20%分を支援)を併用すれば、期間中は着陸料が無料となる。

同じく国際拠点空港としての機能を強化するため、大型機材を運航している航空会社に対する着陸料割引を新設する。航空機の200tを超える分の重量について、国際線着陸料単価を現行の1t当たり2090円から1000円に引き下げる。09年10月から10年3月まで適用。

国際貨物ハブ空港としての機能を強化するため、「関空物流拠点化促進制度」を新設、施設賃料を割り引く。ハブ化、物流拠点化を図ることを目途として、一定面積以上の物流施設を新設・増床する契約を09年度中に行なう場合、当該新設・増床部分に係る賃料について一定期間の大幅割引を行なう。

《高木啓》

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