VW パサート ブルーモーション…22.7km/リットルの低燃費

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VW パサート ブルーモーション…22.7km/リットルの低燃費
VW パサート ブルーモーション…22.7km/リットルの低燃費 全 8 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンは2日、欧州向けの『パサート』にエコグレード、「ブルーモーション」を投入した。欧州複合モード燃費は22.7km/リットル、CO2排出量は114g/km。環境性能は欧州Dセグメントの最高峰に位置する。

「ブルーモーション」とは、フォルクスワーゲンのラインナップにおいて、とくに環境性能を磨き上げたモデルのシリーズ名。今回、『ポロ』『ゴルフ』に続いて、パサートにも最新世代のブルーモーションが設定された。

エンジンはゴルフ用と共通。直噴1.6リットル直4ターボディーゼルの「TDI」(105ps、25.5kgm)だ。最新のコモンレールダイレクトインジェクション、アイドリングストップ、回生ブレーキ、専用コンピューター、アイドリングの低回転化、専用ギアレシオの5速MT、シフトアップインジケーター、低転がり抵抗タイヤ、エアロダイナミクスの向上など、徹底した環境対策と走行抵抗の低減が行われた。

この結果、パサートブルーモーションは、欧州複合モード燃費22.7km/リットル、CO2排出量114g/kmと、環境性能は欧州Dセグメントのトップレベルに到達。燃料タンク容量は70リットルなので、最大1591kmを無給油走行できる計算だ。0-100km/h加速は12.5秒、最高速は193km/hとパフォーマンスも必要十分である。

ドイツ政府関連団体によると、ドイツ人の平均年間走行距離は1万1000km。これをパサートブルーモーションの燃費性能に当てはめた場合、フォルクスワーゲンは「給油は年7回で済み、年間燃料代は502ユーロ(約6万6000円)」と、燃費の良さを強調する。

パサートブルーモーションは、セダンとワゴンに設定。外観は、バンパーやサイドスカートが「Rライン」パーツとなり、ワゴンにはリアスポイラーを追加。エコグレードではあるが、スポーティな雰囲気も身につけている。

パサートブルーモーションは、15日に開幕するフランクフルトモーターショーで正式発表。欧州では11月から販売がスタートする。ポロ、ゴルフ、パサートに続いて、ブルーモーションの拡大設定が予想される。

《森脇稔》

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