TCMは、日立建機と共同開発したホイールローダ「ZWシリーズ」に、低燃費モードを搭載した新型2機種を追加し、10月1日から販売する。建設機械も省燃費モデルの需要が高まっているため、これに対応する。
今回、追加発売するのは、『ZW80』(バケット容量0.9立方m)、『ZW90』(同1.1立方m)の2機種で、排ガス3次規制対応の高出力エンジンを搭載、力強い作業性を発揮するとともに、約10%の燃費低減を実現する「ecoモード」スイッチを新たに搭載した。また、HST(油圧ポンプと油圧モーターとを組み合わせた動力伝達装置)を電子制御化し、油温に影響されない安定した加速性を発揮する。
ZW80/90は徹底的な市場調査により、顧客ニーズを反映して開発した。この新機種投入により、農畜産業、除雪業、産廃業などの幅広い分野で販売の拡大を図る。