【フランクフルトモーターショー09】VWゴルフに史上最強の「R」誕生…0‐100km/hを5.5秒

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【フランクフルトモーターショー09】VWゴルフに史上最強の「R」誕生…0‐100km/hを5.5秒
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フォルクスワーゲンは15日、『ゴルフ』の最強グレード、『ゴルフR』を初公開した。2.0リットル直4ターボ「TSI」(270ps、35.7kgm)を搭載。0-100km/h加速5.5秒、最高速250km/h(リミッター作動)という過去最速のゴルフが出現した。

ゴルフRのハイライトは、エンジンにある。2.0リットル直4ターボ「TSI」は、『シロッコR』やアウディ『S3』『TTS』などと基本的に共通のユニット。しかし、ゴルフR用に吸排気系を専用チューンした結果、最大出力270ps、最大トルク35.7kgmをマークする。最大トルクは2500 - 5000rpmの幅広い領域で発生し続ける特性だ。

このスペックはシロッコR(265ps、35.7kgm)と比較して5psパワフル。また、先代ゴルフの最強グレード『R32』の3.2リットルV6(250ps、32.6kgm)との比較では、20ps、3.1kgm上回る。2.0リットルの排気量で歴代ゴルフ最強のスペックを獲得したゴルフRは、フォルクスワーゲンが実践する「ダウンサイジング」の急先鋒といえるだろう。

シロッコRとの最大の違いとして指摘できるのは、駆動方式。FFではなく、フルタイム4WDの「4モーション」が採用される。トランスミッションは6速MTと6速DSG。この結果、ゴルフRは0 ‐ 100km/h加速5.5秒(DSG)/5.7秒(6速MT)、最高速250km/h(リミッター作動)というゴルフ史上最速の性能を発揮する。

これは、シロッコRの0 - 100km/h加速6.4秒(DSG)、『ゴルフGTI』の7.2秒(DSG)に対して、大きなアドバンテージである。また、ゴルフRは環境性能も優秀。欧州複合モード燃費は11.76km/リットルで、旧ゴルフR32に対して21%もの改善を果たしている。

内外装は「R」を名乗るにふさわしいスポーツテイストが、「フォルクスワーゲンインディビジュアル」によって付与された。グリル、バンパー、サイドスカート、リアスポイラー、アルミホイールなどは専用デザイン。マフラーはセンター2本出しとなる。デイタイムランニングライトとテールランプには、LEDを使用。室内には、ツートンのスポーツシートやアルミペダルが奢られた。

ゴルフRは、3ドアと5ドアを設定。ドイツでは今年末から販売がスタートする。史上最強のゴルフRは、日本にもおそらく導入されるはずだ。

《森脇稔》

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