【フランクフルトモーターショー09】フォード グランドC-MAX…7シーターミニバン

自動車 ニューモデル モーターショー
【フランクフルトモーターショー09】フォード グランドC-MAX…7シーターミニバン
【フランクフルトモーターショー09】フォード グランドC-MAX…7シーターミニバン 全 9 枚 拡大写真

フォードは15日、新型車『グランドC-MAX』を発表した。3列シート、7名乗りの小型ミニバンで、2011年後半に米国市場へ投入される。

【画像全9枚】

フォードは今年のフランクフルトモーターショーで、『フォーカスC-MAX』の後継車種、新型『C-MAX』を披露。初代フォーカスC-MAXは欧州Cセグメントの人気コンパクトハッチバック、『フォーカス』をベースに全高を引き上げ、2列シート、5名乗りのミニバンに仕立てた派生モデルだ。その2代目がC-MAX。そして、C-MAXのホイールベースを延長し、3列シートの7名乗りレイアウトとしたのが、今回初登場した新型グランドC-MAXである。

グランドC-MAXの外観は、C-MAXに非常に似ている。欧州フォードのデザイン言語、「キネティック」にのっとったフォルムは、抑揚を効かせたボディライン、シャープな形状のヘッドランプ、大きな開口部を持つフロントバンパーなどが特徴だ。両車の大きな違いが後部ドアで、グランドC‐MAXは3列目シートへの乗降性に配慮して、スライドドアを採用。また、リアゲートのデザインも両車は異なっている。

プラットフォームは、次期フォーカス用に開発された「グローバルCプラットホーム」を先行導入。優れたハンドリングと快適な乗り心地を追求する。

インテリアは、2列目シート中央席を簡単に格納できるアイデアを採用し、前後へのウォークスルー性をアップ。インパネは機能的にまとめられ、シフトレバーが高い位置に配置されるのが特徴だ。

エンジンは、直噴1.6リットル直4ターボの「エコブースト」を用意。最大出力は180psと強力だが、アイドリングストップ機能や6速デュアルクラッチの「パワーシフト」を組み込むなど、効率性を追求し、同排気量ガソリンエンジン比で約20%の燃費向上を達成した。

北米向けのグランドC-MAX、欧州向けのC-MAXと、同じシャシーで2種類のモデルを作り分けたフォード。このグローバルCプラットフォームからは、最大10モデルが開発され、年間200万台以上が生産される計画である。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. V3エンジンを電子加給! ホンダ『V3R 900 E-コンプレッサー』をEICMAで初公開、量産に向け開発中
  5. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る