三菱レイヨンとCEMが事業協力…航空機用複合材を安定供給

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三菱レイヨンは、米国サイテック・エンジニアード・マテリアルズ社(CEM社)と航空機に用いられる炭素繊維複合材料の開発、開発材料の供給に関する戦略的事業で協力することで合意した。

今回の合意により、両社は航空機構造材料市場で求められる高性能炭素繊維複合材料を開発し、その製造技術を共有するとともに、航空機産業界への先端複合材料の安定供給を目指す。

ボーイング社などの航空機メーカーは、燃費効率向上のため、機体の軽量化を目指しており、次世代航空機で複合材料使用率は増加傾向にある。CEM社は、広範な航空機用複合材料を持ち、三菱レイヨンは世界的な高性能炭素繊維のサプライヤー。両社はこれまでも航空機用複合材料の共同開発に取り組んできたが、今回の合意で、さらに連携を強化する。CEM社は、三菱レイヨンの高性能炭素繊維の製造技術とその供給力を活用することで、航空機メーカーの高度な要求、拡大する需要に対応する。

一方、三菱レイヨンは、CEM社の航空機用先進樹脂・中間材料についての技術と長年の航空機用材料の設計・納入に関する経験を活用し、技術力の向上を図る。

《レスポンス編集部》

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