日本電産トーソク、自動車部品に集中…半導体装置から撤退

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日本電産トーソクは、9月30日付けで半導体製造装置事業から撤退する。半導体メーカーの経営悪化で装置事業の回復には時間がかかる見込みで、早期の回復が見込める自動車部品事業に経営資源を集中する。

同社グループでは、ディスクリート分野を中心に全自動ダイボンダ・オプトデバイス用ダイボンダなどの半導体製造装置事業を展開してきたが、半導体価格の下落や半導体メーカーの設備投資抑制などの影響により半導体製造装置は価格・数量ともに厳しく事業の採算性が低迷し、業界の回復も不透明な状況にある。

同社グループでは半導体製造装置事業で培った人材・技術等の経営資源をより成長の見込まれる自動車部品事業と計測機器事業の新製品開発・製造に重点的に投下することが収益性の改善の面からも重要であると判断、半導体製造装置事業からの撤退を決めた。

半導体製造装置事業の廃止に伴い、主に棚卸資産・設備の廃却による特別損失を約16億円計上する見通し。今期の業績見通しは、売上高は自動車部品事業等の好調でカバーし、営業利益・経常利益についてはコスト削減などでカバーする見込み。

《レスポンス編集部》

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