i-MiEV 派生のごみ収集車 三菱と極東開発が共同開発

自動車 ニューモデル 新型車
i-MiEV 派生のごみ収集車 三菱と極東開発が共同開発
i-MiEV 派生のごみ収集車 三菱と極東開発が共同開発 全 1 枚 拡大写真

三菱自動車は、電気自動車『i-MiEV』に搭載しているバッテリーシステムを極東開発工業に供給し、極東開発工業が同システムを使用して、ごみ収集車の車両後部のごみ圧縮装置を電気で駆動する「電動ごみ収集車」を開発した。

現行のごみ収集車の圧縮装置は、車両のエンジンの動力を活用して作動させているため、ごみの収集、排出作業を行う際に、常にエンジンを作動する必要があり、環境への負荷や騒音面での課題があった。

極東開発は、これらの課題を解決するため、電動式のごみ収集車の開発に数年前から着手。三菱自動車のi-MiEVバッテリーシステムが電動ごみ収集車に必要となる仕様を満していたことから、このバッテリーシステムを採用した電動ごみ収集車を新開発した。バッテリーはGSユアサと三菱自の合弁会社リチウムエナジージャパン製品。

この電動ごみ収集車は、圧縮装置の動力源をエンジンからバッテリーに変えることで、作業時のCO2排出量を従来に比べて約75%削減する。作業時はエンジンを停止することができるため、エンジン音や排気ガスの排出がゼロとなる。超低騒音で作業ができるほか、装置を動かすための電気代は、従来の軽油代に比べて大幅に削減できるとしている。極東開発では今後実用化を目指す。

三菱自動車は、i-MiEVを7月から販売しているが、同車に搭載しているコンポーネントを供与するのは今回が初めて。今後も供給を希望する企業には積極的に供給していく方針だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『BRZ』、2026年モデルを米国発表…価格据え置きで2026年初頭発売へ
  2. トヨタ『カローラクロス』改良新型、米国はガソリン車も設定…ハイブリッドと顔が違う
  3. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
  4. BMW 3 / 4 シリーズの「M」、392馬力にパワーアップ…マイルドハイブリッドも搭載
  5. トヨタ『ヤリスクロス』と『カローラクロス』の約10万台にリコール…パノラミックビューで映像が確認できない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る