お年寄りの手軽な足として重宝される電動シニアカー「モンパル」をアップデートさせたコンセプトモデルが『EV-MONPAL』(EVモンパル)だ。市販車は鉛電池だが、EVモンパルは小型軽量のリチウムイオン電池に換装し、充電性能や耐久性の向上を図っている。
リチウムイオン電池化で電力が豊富になることを生かし、道路交通により良く融け込むべく、現在の電動シニアカーに比べて多くのコミュニケーション機能を搭載している。車車間通信機能を持ち、同様のカーコミュニケーションシステムを持つクルマに存在を知らせる。横断歩道などで道を譲ってもらったときなどには、ありがとうと相手ドライバーにお礼を伝えるフレンドリーな機能も。
サイズが小さく、スピードも最高6km/hに制限される電動シニアカーだが、EVモンパルはこれらの機能により、ただの電気で走る装置ではなく、れっきとした“EV”に仕立てられているのだ。