アイシン精機、ブレーキ生産の一部をアドヴィックスに譲渡

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アイシン精機とグループのブレーキシステム開発・販売会社、アドヴィックス(川田武司社長、愛知県刈谷市)は9月30日、アイシン精機のブレーキ事業の一部をアドヴィックスに譲渡することで基本合意したと発表した。

2010年4月1日を目標に、アイシン精機の刈谷工場と子会社のASブレーキシステムズ(兵庫県伊丹市)の生産設備、株式をアドヴィックスに譲渡する。また、7月1日を目標に、米国のアイシンブレーキ&シャシー(インディアナ州テレホート市)の株式をアドヴィックスの北米統括会社であるアドヴィックスノースアメリカ(ミシガン州プリマス市)に譲渡する。

アドヴィックスは2001年にアイシン精機、トヨタ自動車、デンソー、住友電気工業が共同出資して設立し、ブレーキシステムの開発と販売を担ってきた。海外には生産拠点を持つものの、国内には生産拠点を持っていなかった。生産もアドヴィックスに譲渡することでグローバルでの事業拡大と企業体質の向上をめざす。

アドヴィックスはグローバルなブレーキシステムメーカーを目指し設立したが、これまでは国内生産機能を持たないためメーカーとしての位置付けが明確でなかった。生産も持つことで製品のコストダウンや競争力強化が進むと見られる。

《編集部》

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