ホンダ、米国新車販売は23.3%減…9月実績

自動車 ビジネス 企業動向
ホンダ パイロット
ホンダ パイロット 全 5 枚 拡大写真

米国ホンダは1日、9月の新車セールスの結果をまとめた。総販売台数は7万7229台で、前年同月比は23.3%減(季節調整済み)。スクラップインセンティブ特需に沸いた8月の14.2%増から一転、大幅な減少となった。

ホンダブランドの乗用車系では、『シビック』が28.4%減の1万6093台と、3か月ぶりのマイナス。『フィット』も51.6%減の3284台と、2か月ぶりの減少だ。主力車種の『アコード』は、10.6%減の2万0826台と不振が続く。

4月に米国市場へ投入された新型『インサイト』は、1746台をセールス。しかし、トヨタ『プリウス』の1万0984台とは6倍以上の開きがある。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、『CR-V』が1万4554台を販売し、前年同月比は12.3%減と3か月ぶりのマイナス。大型ミニバンの『オデッセイ』も48.9%減の5735台、小型ピックアップトラックの『リッジライン』も42.2%減の1430台と不振だ。そんな中、大型SUVの『パイロット』は0.5%増の5438台と気を吐いた。

アキュラブランドでは、『TSX』が前年同月比5.8%減の2103台と、2か月ぶりのマイナス。『TL』は35.3%減の2034台、『RL』(日本名:ホンダ『レジェンド』)は44.4%減の150台と極度の不振だ。SUVもマイナーチェンジ直前の『MDX』が41.9%減の2220台、『RDX』が20.5%減の752台と苦戦している。

米国ホンダの9月セールスの結果からは、米国新車販売がスクラップインセンティブ頼りだった実態がよく分かる。インセンティブ終了の反動は、想像以上に大きいといえそうだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る