コマツは、産業機械の稼働状況を遠隔で管理するシステム『KOMTRAX』(コムトラックス)を、新たに中・小型プレスなどの産業機械商品に標準装着し、日本国内で10月1日から販売開始した。
システムは、機械に装備したKOMTRAX端末により携帯電話回線を通じて稼働データなどを収得・集計する。管理者はインターネット回線を通じてこれらの情報を入手することが可能。
同社は、KOMTRAXを建設機械に標準装備しており、約15万台の納入実績がある。今回、建設機械で実績のあるKOMTRAXを産業機械用に改良、コマツ産機が販売している中・小型プレスなどを中心として各種商品に標準搭載する。
コマツ産機では、販売開始に合わせて、KOMTRAXの使い方をサポートするため社内にコールセンタを設置するほか、機械の保守点検などに関する提案レポートを定期的に顧客に発行する。