ランボルギーニ、カーボン素材研究機関設立…ボーイング社も参画

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ACSL(アドバンスド・コンポジット・ストラクチャー・ラボラトリー)
ACSL(アドバンスド・コンポジット・ストラクチャー・ラボラトリー) 全 4 枚 拡大写真

ランボルギーニは7日、ランボルギーニACSL(アドバンスド・コンポジット・ストラクチャー・ラボラトリー)を開設すると発表した。ボーイング社、ワシントン大学、FAA(米国連邦航空局)と共同で、次世代カーボンファイバー技術を研究開発する。

軽量・高剛性なカーボンファイバーは、運動性能を高める素材として、ランボルギーニなどのスポーツカーメーカーが採用してきた。また最近では、車体を軽くすることでCO2排出量を削減するという、カーボンが持つ環境面での効果も注目されている。現時点では価格が高いのがネックだが、日本メーカーの間では低コストのカーボンファイバー素材を開発する動きも出てきた。

ランボルギーニは、次世代カーボン素材の開発を目指して、ランボルギーニACSLを設立。カーボンは航空機にも欠かせない素材であることから、ボーイング社、FAA、そしてワシントン大学も研究へ参画することになった。

ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマンCEOは、ワシントン大学で行った記者会見において、「ランボルギーニはこれまでも、航空技術を積極的に取り入れてきた。ボーイング、FAA、ワシントン大学との共同研究で、次世代の基準となる新しいカーボンを開発する」と力強く宣言した。

スーパーカーメーカーにとっても今後、CO2排出量削減は避けられないテーマ。ランボルギーニの次世代カーボン技術が、どのような内容となるのか注目したい。

《森脇稔》

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