気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年10月15日付
●日航再建高いハードル、タスクフォース素案、債権放棄銀行難色 9000人削減社員動揺(読売・1面)
●バトン王手、次戦にも初の総合優勝(読売・25面)
●政権交代29日目、高速無料化に5000億円(朝日・1面)
●公募の新株213円、マツダ、640億円増資(朝日・15面)
●トヨタ、車両「改良」米のフロアマット事故(朝日・15面)
●不況に克つ:リチウムで躍進、電池業界牽引、GS・ユアサコーポレーション(毎日・9面)
●「ビュート」復活光岡自動車(産経・10面)
●ホンダ,マイクロHV導入へ(産経・10面)
●平均車齢過去最長に、7.48年買い替え進まず(東京・9面)
●景気意識、大企業と開き、本社調査 中小の7割「二番底懸念」(日経・3面)
●米小売売上高1.5%減、買い替え支援終了、自動車販売が大幅減 9月(日経・7面)
●豊田通商、福助を子会社化(日経・9面)
ひとくちコメント
ニューヨーク株式市場で、ダウ工業株(30種)平均が大幅に反発し、14日の終値が1万ドルの大台に乗った。終値ベースで1万ドルを上回ったのは、昨年10月3日以来1年ぶりという。
原油価格も1バレル75.40ドルまで上昇し、約1年ぶりの高値を付けたほか、金先物相場も上昇し、取引の中心限月としての最高値を更新した。09年7 - 9月期決算で、米金融大手JPモルガン・チェースや米半導体最大手インテルが専門家の事前予想を上回る内容だったことを好感し、「米企業の業績回復への期待が強まった」(日経)とみている。
しかし、不安材料も多い。米政府による低燃費車への買い替え支援策が8月末で打ち切られたが、その反動で、9月の自動車・部品は前月比10.4%減と大きく落ち込んだ。「需要の先食い」現象が起きてしまったわけで、株価などが上昇しても自動車市場がこの先、本格回復につながるかどうかはわからない。